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# インドの予算案について
こんにちは、さふらんです。夏本番といった趣で、まだ梅雨が明けていないなか、蒸し暑く寝苦しい夜が続きます。

 さて、今回は先日7月10日に発表されたインドの予算案について少し書いてみます。

 親ビジネス、親市場主義経済の呼び声高く首相に就任したモディ首相政権下で初となる2014年度の予算案の発表は、インド国内で大きな注目の的でした。
 モディ首相就任前からたびたび最高値を更新していたインドの株式指数SENSEX指数は、就任後いったんおちついていたものの、予算案の発表を前に連日最高値の更新を再開し、そのこと一つとってみても、市場の予算案への期待が感じられました。ただ、株式指数の上昇/下降を鍵としてみるならば、発表された予算案は少しばかり期待はずれに終わった感があるようです。経済改革の具体策への踏み込みが示されておらず物足りない、という専門家の意見も散見されました。
 わたし自身、予算案の内容を網羅的に把握できたわけではありませんが、個人的に、日本のメディアでやや大きく取り上げられていた国防費の予算増よりも気になったのは、積極的なインフラ整備支援です。
 インフラ整備、具体的には、エネルギー関連プロジェクトへの補助金給付や、鉄道敷設、そして高速道路をはじめとする道路整備などが挙げられますが、インドで働いていた当時、インドへの外国投資の一番のネックとして常に挙げられていたのが未熟なインフラであったことを考えると、経済成長を達成するにはまずインフラ整備から、というまともな手順が踏まれようとしているということを感じました。
 また、鉄道や道路の敷設については、国境地帯及び(開発が遅れているとされる)北東部におけるそれらのプロジェクトが補助金割当の対象として言及されていることにも、好感が持てます。経済成長の恩恵を限られた地域や人々に限定させるのではなく、国全体としての発展を目指そうという理念が感じられるからです。
 ただし、一方でそれ(国境地帯や北東部のインフラ整備重視)は、高まる近隣諸国、特に対中国の国際関係の緊張を反映していると言えるのかもしれず、インドの他の事柄と同様、なかなか一面的な見方はできないのですが。

 ともあれ、予算案はあくまでも政府の決意表明であり、これからこの予算案がいかに実際の政策に落とし込まれていくかによって、インドの社会経済の未来が拓けていくと言えるのでしょう。
 すっかりわたしもインドから遠のいてしまいましたが、陰ながら、引き続きインドの変化に注目していきたいと思います。

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一方、インドネシアでは庶民派の新大統領が誕生する見通しです。現状の打開を求める市民の声が反映された結果なのでしょうね。Toko
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