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# 信じられない
こんにちは皆さん、オサゼです。

先月の初めに不可能なことが行われた。トランプ氏は大統領選挙に勝ち、アメリカの次期大統領に選ばれました。しかし得票数ではクリントン氏の方が250万票も上回っていたそうなのだが、アメリカの大統領選は、国民の投票によりまず「選挙人」が選ばれ、その選挙人たちが大統領を選挙で選ぶという間接選挙の形を採ります。この特殊な戦挙方法のためにトランプ氏は当選できたのだ。

選挙の当日、インターネットで開票速報を見ながら、僕はアメリカにいる家族と友達に連絡した。皆、どんどんトランプ氏を勝っていることを気付いて、すごく驚いていた。というのも、戦挙前、新聞とテレビで報道されている政治専門家の意見によると、クリントン氏は簡単に勝つと言われ、どの局でもどの新聞でも、トランプ氏は冗談のように扱われて失笑を誘っていたからだ。けれど、戦挙後は彼が笑うことになった。

これからアメリカは不透明な時代を迎えると思います。ついこの前まで、アメリカの大統領は誰がなろうとそんなに大差はないとよく言われ、共和党と民主党の政治はだいたい同じだと思ってきたが、トランプ氏の政治は曖昧すぎる。実は彼自身、政治について深く考えてないらしい。顧問さえ良ければ政権運営は大丈夫かもしれないが、トランプ氏の顧問は僕らを一層心配させる。その一方、彼の子供たちがトランプ氏の事業を引き継ぐようだが、トランプ氏はその子供たちを政治に巻き込んでもいるように見える。

今、トランプ氏にとって一番大事なのは、自分の評判や、自分の家族、自分の事業であり、彼にとってアメリカ国はそんなに大事ではないように映る。トランプ氏が大統領に就任するのはまだまだ先の話で彼がどんな大統領になるのか分からないが、彼が本当に大統領になって僕らの予想(不安)をいい意味で裏切ってくれることを僕は願っている。トランプ氏の、真の姿と性格、政治的手腕は、今後はっきりと見えてくることであろう。
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# 大統領選挙
こんにちは皆さん、オサゼです。

ようやく11月になって、来週アメリカの大統領選挙が行なわれる。他国の大統領選挙とは言え結果の如何が世界に大きな影響を及ぶことから日本でもメディアが度々取り上げている話題で、皆さんももうお腹いっぱいという状態かもしれないが、アメリカ人の僕としてはやはり、これについて書かずにはいられない。アメリカのメディアは言うまでもなく、日本以上に「クリントン氏 vs. トランプ氏」の話題一色だ。

実は、今年の選挙はとてもおかしいことになっている。今週FBIは再び、クリントン氏のメール問題を調べることになった。一方で、トランプ氏についてはロシアの影響を受けているという噂や節税問題が浮上し、セクハラ問題にまつわり申し立ても行なわれているという。

両者とも良い候補とは言えないが、市民の見方ではトランプ氏の方がヤバいとしている。したがって、クリントン氏が難なく勝つ見込みだ。

けれどトランプ氏は「The election is rigged (選挙は八百長している)」という発言を毎日繰り返している。たとえトランプ氏が負けたとしても、その後にトランプ氏の後援者がクリントン氏の権力を信じずに、他の共和党員がクリントン大統領に楯突いたとすれば、次の4年でアメリカの政治は何も為し得ないのではないかという恐れがある。

今、アメリカの市民は大きく分かれている。大統領になるのがクリントン氏であろうがトランプ氏であろうが、引き続き情報選を続ける模様だ。しかも、どちらも人気の高い大統領になろうはずがないから、選挙が終わってからもすぐに2020年の選挙活動が始まるのではないかと思う。次の候補はアメリカの市民とアメリカの政治を結ぶことができる候補に出馬してほしいものだ。とにかく今は、来週の結果を見守るしかない。
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# Wilson’s Promontory 南オーストラリアの国立公園
こんにちは皆さん、オサゼです。



先月オーストラリアの最南端の地域であるのWilson’s Promontoryと言う国立公園に行った。目的は、きれいな景色を見ることと珍しい動物も見ることだったが 両方の目的を果たすことができた。 

メルボルンからレンタカーを運転していると最初の動物に遭遇。

この牛たちは、僕らが着く前は牧草の遠いところでうろうろしていたが車が停まるとすぐに挨拶に近づいてきた。多分、他の人なら牛に餌をやるかもしれない。

牛たちに別れを告げしばらく進むと国立公園に到着、するとすぐさま次の動物が挨拶に来てくれた。

とてもきれいな鳥で、全く人見知りをしなかった。車や、手や肩にも飛んで来ては、食べ物は欲しがった。絶対、他の人は餌をあげたくなるだろう。

それから車で公園内のあちこちに行ったり、ハイキングをしたりして楽しんだ。

途中、道の側に野生のエミュや

ウォンバット 、

それからワラビーとその赤ちゃんを発見した。


ワラビーと ウォンバット は人見知りだったが エミュは人に対して全く警戒心がなかった。

公園での経験は最高だった。ここに載せた動物だけではなく、いつでも道の側には色んな野生動物がいた。世界中のいろいろな国立公園に行ったことがあるけど、Wilson’s Promontoryほど動物の数や種類を見たことがない。メルボルンにいるなら小旅行に絶対オススメの場所だね。


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# アメリカの現状(後編)
こんにちは皆さん、オサゼです。

先月、三週間ほどアメリカに帰省していた。前回のブログで予告したように、「分断するアメリカ社会が内乱の危機にさえある」とするメディアの見解が果たして正しいのか、自分の目で確かめたかった。

アメリカの政治、とりわけわずか二ヶ月後に迫る大統領選に関して言えば、出発前のニュースによると先行きはかなり不透明だという事だったけれど、向こうに行って友達や家族と話して、だいたい皆が同じ意見を持っていることが分かった。

僕が話した大半のアメリカ人が、トランプ氏は最悪だと思っていて、クリントン氏はあまり良くないと思っている。両者とも特に人気が高いわけではないけれど、多くの人がトランプ氏の政策やスピーチのやり方に恐ろしさを感じて、(消去法で)クリントン氏に投票することにしているようだ。

あくまで僕の感想だが、今回いずれの候補についても良い評判を耳にしていないとは言え、トランプを毛嫌いしている人があまりに多いことから、絶対にクリントンン氏が次の大統領になると僕はほぼ確信している。

アメリカの内情は、政治を除けば、全体的にそんなに変わっていないと感じた。メディアによるとアメリカ国民が階層や人種や政党間でグループに分かれっているという見解が多いが、僕が滞在した三週間の中ではそういった事は見られなかった。今回、ニューヨーク州、ニュージャージー州、メーン州、 マサチューセッツ 州、カリフォルニア州と、あちこちを回ったが、社会が分断されている様子はさして見受けられなかった。

ただ、分断は見られなくても、2、3年前なら日常会話に分断や格差についての話題はさほど上がらなかったのが、今は、皆がいつも常に社会の不平等について話しているように感じた。それは、サンダース氏が民主党大統領候補の指名争いをしていた際に示したイデオロギーに依るところが大きいように思う。

僕個人としては今回の帰省も大いに満喫できた。家族や友達と会い、ハイキングやスイミングをしたりして、近場の旅行もずいぶん楽しんだ。今の政治的状況で、もし僕がアメリカに住んでいたとしたら、アメリカ内部の問題がもっとはっきりと見えるのかもしれない。日本に住みながら外からアメリカを見る方がずっと気が楽だなと分からせてくれる旅だった。
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# アメリカの現状(前編)
こんにちは皆さん、オサゼです。

明後日から3週間、僕は出身国アメリカにしばらく帰省する。最近、新聞やソーシャルメディア で取り沙汰されているように、アメリカの状況はものすごく酷いようだ。警察は理由なく何回も市民を殺し、警察もおそらくその報復という形で市民に殺害されるという事件が起きている。多数の人々が銃乱射で殺されるというニュースも後を絶たない。

政治もすごく不安定だ。今秋の大統選で、民主党候補の指名獲得を果たしたクリントン氏はあまり人気がない。かと言って、対する共和党候補のトランプ氏もものすごく人気あるというわけではない。彼は国粋的な政策を進めようとしている。

つい先日、トランプ氏は取り返しのつかない失態を犯した。失態と言うよりも、そもそもトランプ氏の人間としての資質に問題があるという声が党内外で上がっている。12年前にイラク戦争において、息子であるフユマン・カーン大尉を亡くしたカーン夫妻が民主党大会で行なった演説に対し、トランプ氏は大手メディアの対談において侮辱的なコメントをしたのだ。



ご自分は米国憲法を読んでいないのか、ご自分は米兵の戦没者慰霊施設であるアーリントン国立墓地に行ったことがあるのか、ご自身は今まで犠牲を払ったことはないというカーン氏の指摘に、トランプ氏は「アメリカ経済に貢献した」「何千もの雇用を創出した」などとして自分も犠牲を払ってきたぞと主張し、全くお門違いの良識を欠く反論をしてみせたのだ。

さらにトランプ氏は、民主党大会の檀上 カーン氏の傍らで、スカーフをかぶった明らかにイスラム教徒のカーン夫人に対し、「夫人には何も言いたい事はなかったようだ」「ひょっとすると夫人は喋ることを許されなかったのかもしれないね」と批判した。愛する息子をお国の為に失うという経験をし、12年経ってもその悲しみを乗り越えられず言葉にならない一母親に対して。

後日、カーン夫人は動画を通じて反論する、「あなたは“犠牲”の本当の意味を知らない」と。

https://www.washingtonpost.com/opinions/ghazala-khan-donald-trump-criticized-my-silence-he-knows-nothing-about-true-sacrifice/2016/07/31/c46e52ec-571c-11e6-831d-0324760ca856_story.html?wpisrc=nl_opinions&wpmm=1

メディアの見方では、アメリカという国は今、大きな変革の過渡期にあるという。冒頭でふれた警察vs. 市民の対立のみならず、政党間や宗教間の敵対心によって分断するアメリカ社会が 内乱の危機にさえあるという話だが、本当のことかどうかは分からない。

今回のアメリカ滞在中に、外から見るイメージと実際の状況を比べて、次回のブログでレポートしたいと思う。また来月。
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# 世界の自転車(完成編)
こんにちは皆さん、オサゼです。

先月、「世界の自転車」というタイトルでブログを書いたけれど、その時にはまだ僕のオリジナル自転車はバラバラの部品だけだったが



数日間で部品を組み立て本物の自転車になった。




自転車のフレームはアメリカから調達し、部品はイギリスやオランダから調達したことは前回のブログにも書いた(残念ながら、英国ポンドが急落する前に注文してしまった!)。小さな部品の購入や組み立てについての相談は近所の自転車屋にお世話になった。

ようやく組み立ても終わり、先週末、大阪の箕面の山で初乗りに興じた。日曜日の朝に出発したのだが、たくさんの“チャリダー”を見かけた。とても人気のある山だ。事前にサイクリスト向けのウェブサイトを調べて、その山には人気のサイクリングルートが沢山あることが判明したが、先の日曜日は、その一つに挑戦した。大阪市内はものすごく暑かったけれど山に行くと空気が涼しくなり、山頂まで行くと雲の中に入った。時々、自転車から下りると涼しすぎるくらいだった。暑い夏の良い避暑対策だと思う。



途中で、すごくきれいな景色に出会った。この季節は特に、青々とした稲に感動を覚える。何回も自転車を止めて、周りの景色をゆっくり見た。自転車のいい所はいつでも止まれて急がなくても良いところだ。

自分のオリジナル自転車は、乗りながらいろいろな微調整が必要だったが、概ね大丈夫だった。これから近畿地方をあちこち自転車で冒険するつもりだ。


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# 世界の自転車
こんにちは皆さん、オサゼです。

最近、何となく自転車を乗りたいと思う気持ちが強くなってきた。今使っている自転車はちょっと小さくて、6年前に買ったのだが、近辺に出かける程度なら大丈夫だけど、遠出をするときは困る。先月、その自転車で標高700メートルの箕面の山を登ったところ、40キロも走ると、膝や肩や首が凄く痛くなった。途中で「この小さくてポンコツの自転車にはもう二度と乗らない!」と腹を決めた。

遠いところへ自転車で行きたいと思い、日本に初めて来た頃は毎週末、周辺の山を自転車に乗って登った。自転車は、冒険をするには素晴らしい手段だと思う。

大阪の自転車屋を数えきれないほど見て回ったが、僕の身長(187センチ)に合う自転車は見つけられなかった。ここで大きい自転車を見つけるのは大変だと気付いて、インターネットに目を向けた。インターネットを色々調べているうちに、好きな自転車は、自分で作った方がいいという結論に達した。僕はもともと、作ることが好きだし、理想の自転車が売っていないのだから自分で作るしかないと。

まずはフレームを決めた。それはアメリカ製の大きいサイズを注文した。その後、ブレーキやハンドルやその他の部品はイギリスから調達した。タイヤとウールは日本で取り寄せたもので、特別なツールも日本国内で買えた。必要なものが全て1週間で手に入ったのだ。そのスピードに僕は驚かされた。世界はこれほどまで小さくなったのかと思える瞬間だった。商品の大きさは関係ない、イギリスからの配達にいっては全て無料だった。

いずれ僕は、この自家製自転車で近畿地方を周遊したいと思っている。電車は便利だけど必ずしも好きな所に連れて行ってくれるとは限らない。車は便利だけど、スピードが速すぎて観光スポットを見過ごすことが多い。自転車はちょうどいいと思う。
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# Read between the lines
こんにちは皆さん、オサゼです。

最近、Erin Meyer著の『The Culture Map』という本を読んだのだが、彼女の論点は以心伝心に通じるところがあるではないかと考えている。国によって曖昧な話し方をするレベルは違う。もちろん、日本人は曖昧な言葉を使ったり建前でコミュニケーションをとったりするが、その以心伝心は日本だけなのかと疑うところがある。

実際に 以心伝心に似たような表現は英語にもあって、それが「read between the lines」だ。例えば、同僚同士で親しみを込めた意味で:

A: We should go to dinner sometime (いつか、晩御飯を食べに行こう)

B: Sounds great ! (いいね!)

といった会話をよく耳にする。でも、これは予定でもなければ約束でもなく、この会話を交わしたからと言って決まった事など何もない。ここでキーワードとなるのが「sometimes」。そう、「いつか」と言っている時点で予定は未定、日時が決まらなければ何もないのと同じで、良いマーナー(いわゆる社交辞令)というだけなのだ。

政治家にもよく曖昧な言葉を使う輩がおられる。例えば:

Donald Trump: We must make America great again !
(アメリカを、再び偉大な国にせねば!)

これは、つい最近 今年の大統領選挙における共和党候補者指名が確実となったドナルド・トランプ氏の有名なスローガン。でも、よく考えてみると、このフレーズの意味は凄く曖昧なのだ。

まず、これは本質的に後ろ向きなスローガンである点。さらに注目すべきは「again」という言葉。それは「いつ」のことを意味するのか?なぜ昔の方がいいのか?

ともすると違和感なく聞き過ごしてしまうこのフレーズも、ある特定の集団にとっては1950年代~60年代のアメリカ黄金期への回帰を意味していて、それは女性や移民、マイノリティに対し平等な雇用機会や地位が約束されていなかった“古き良きアメリカ”の時代を指す。つまり、このスローガンの意味は受け止める側によって変わるわけだ。僕がトランプ氏を、曖昧な言葉の天才であると称するのはこのためである。

このような政治的アプローチを表わす英語表現も実は存在していて、それが

'dog whistle' politics

犬笛的修辞法。すなわち、殆どの人が意図されている意味を解さないが、その本意を求める賛同者のみが“行間を読む”ことで趣旨が伝わるような話し方をする政治家のレトリックを言う。

英語でも実は read between the linesをしなければならないケースもあって、日本人と同じように「空気を読む」ことが求められるということだ。
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# “The US are playing Japan” か“The US is playing Japan” 複数形か単数形、どちらがいい?
こんにちは皆さん、オサゼです。
一昨日、スポーツ紙のブログを読みながらこのような見出しを見た:

Oklahoma City are still improving [Bleacher Report]. 

その文は不自然だと思ったが、イギリスの新聞の見出しを読めば多くの用例を見ることができる。例えば:

If Arsenal are going to win the Premier League…[BBC]

Why are Leicester so hard to beat? [BBC]

Are Spain over World Cup hangover? [BBC]

僕の耳には、上記の見出しでは「are」の代わりに「is」の方が自然だと思う。Arsenalはチームの名前で、意味は「武器庫」だから英語でそれは一つの物だから単数形がいい。Leicesterは都市の名前で、一つの都市だから単数形がいい。Spainは国の名前、一つの国だから単数形がいい、と感じるのだ。

この点については、イギリス人の友人と長年にわたり論じていて、彼らにとってチームの中に多くの人いるからチーム名前や地域名前は関係なく、チームは選手の集合だから、チームについて話すときはいつでも複数形を使った方が良い。そうかもしれないが、一台の車は、多くのパーツの集合でも一台の車だから単数形を使う、その道理で行くと、一つのチームだったら単数形が適切だと思う。この不和を解くためにMichael Swan著の『Practical English Usage』を参照した。それによると、チームは複数形と単数形のどちらも使えるらしい。

イギリスのチーム名は大体 地域の名前だけが使われているので、その事を踏まえるとチーム名に複数形を使う謎が少し理解できる。

Arsenal
Bournemouth
Chelsea
Liverpool
Norwich
Southampton
Westham

地域の名前は通常 単数形だから、単数形で話していれば地域についての話題であることがわかり、複数形を使っていたら、たぶんチームについての話であると予想がつく。一方、アメリカでは、チーム名が二つの名前で構成されていて、最初に地域の名前が来てその後に別の名前が続くものが多い。後に付く名前は大体 獰猛な動物か屈強な人間を表わす言葉だ。例えば:

Chicago Bulls (牡牛)
Denver Broncos (悍馬)
Minnesota Timberwolves (オオカミ)
New York Yankees (アメ公)
San Francisco Giants (巨人)
San Jose Sharks (サメ)
Tennessee Titans (巨漢)

つまり、地域の名前の方は単数形を使いチームの連帯や団結を表し、後に続く名前には複数形を使って、チームの中は多くの選手がいることを表すのだ。

僕の耳には、アメリカの形が自然だけどそれは関係ない、英語の使い方は地域や人によって異なるもので、意味が分かれば構わないからね。
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# Super Tuesday
こんにちは皆さん、オサゼです。

今日はアメリカの大統領予備選でSuper Tuesday(スーパー・チューズデー)と言う日。Super Tuesdayでは15州が採決をするため、大統領候補の立場が強くなるか弱くなるかが決定的になる日だ。(アメリカの大統領選の仕組みは複雑なので詳しい説明をお望みの方は、2008年の大統領戦の時の記事だが こちら の朝日新聞デジタルの解説を参照されたい。)

今回の選択肢の中で特に面白いのは、アメリカの二大政党である共和党(Republican Party)と民主党(Democratic Party)の両党から、二人の両極端な候補者が出馬しているところだ。右派のトランプ氏と左派のサンダース氏が政治を根本から破壊すると言っているのだ。両候補が政党の従来のやり方を覆すことを約束し、国民に人気の公約を掲げている。僕は、どちらの公約はアメリカ国民の気分に合致していると思う。左寄り人も右寄り人も、現行の政治に不満を持っており政治的な大変革を望んでいるからだ。

ただ、共和党のトランプ氏の計画はあちこちに飛ぶし、普通の右寄りの見方だけじゃなく国粋的な雰囲気につけ込んでいる感じがする。それに、10年前トランプ氏が今とは違う意見を発表していたりして、今の発言が果たして彼の本音なのかすごく曖昧だ。本当に国粋主義者になったのか、それとも御都合主義者ですか?と言いたい。


一方で、民主党のサンダース氏の本音は見えやすいように思う。彼はアメリカの経済社会を変更したいと思っているようだ。特にWall Street(金融業界の)規制強化や貧富の格差、そして大学の学費問題に改革するつもりだ。彼の計画もすごく人気が高いのだが、民主党の統一指名候補選出の仕組みのせいで、民主党の対抗馬のクリントン氏の立場がより強く、サンダース氏が大統領になるのは難しいだろう。


通常はSuper Tuesdayの後も選挙戦が続き、二大政党の統一指名候補者が絞られたのちに最後の本選挙に突入する。今回もし、両党からの指名候補がトランプ氏とクリントン氏になったとすれば、両者ともに人気も高ければ不人気度も高いため、双方の党に属さない他の候補者が出現するかもしれない。

今回の選挙はとても面白い。我が国の方向が変わる可能性が高いと思う。これからを見てみましょう。
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