2012-12-20 : 16:57 : admin
こんにちは、くーです。クリスマスのシーズンですね。アメリカでは、11月第四木曜のサンクスギビングが終わるやいなや、周りがクリスマス一色に変わり、それから新年が明けるまでクリスマス・シーズンというお祭りのような感覚が延々と続きます。去年 丸々一ヶ月クリスマス気分を味わえていた娘は、少し物足りない様子です。
私達がアメリカで住んでいた地区では12月初旬にコミュニティ主催のクリスマス・パーティが開かれています。小学校の一部を借りて毎年行われている催し物です。日本でも自治体によっては活発に行われている行事かもしれませんが、さすがアメリカ、自由度が違いました。
だいたい時間は、開始時刻が午後1時半と決まっている以外は、終了も“およそ5時半くらいまで”と大雑把。来たい人はいつでも入館し、帰りたければいつでも帰宅することが出来ます。受付があるわけでもないので、別のコミュニティから来た人でも構わず入れると思われるルーズさです。セキュリティは大丈夫?かと思いきや、もともと小学校に常設されている監視カメラで、ガードマンが交代で人の出入りはチェックしているようでした。やはり、そこはアメリカですね。
エントランスから入ると、まずは近所の大手スーパーの協賛によるクッキーやカップケーキ、ホットドリンクがセルフ・サービスで提供されています。寒いところ徒歩でやって来る人たちには心憎いもてなし。そして体育館へとつながる廊下には、有志の方々によるクリスマス関連の工作などをするコーナーがあります。娘はカードやギフト用の袋をつくっていました。体育館は…と覗いて見ましたが、子供たちがめいめいバスケットボールなどをやっている、という気軽さ(イインカイ ^^;)
しかし、これは逃せません。サンタさんとの撮影会。これは、この時期ほとんどのデパートやモールでやっているイベントですもんね。
なんと、この緑色のカーゼガンをお召しになった緑色の目の老婦人は、5分くらい前からサンタさんが休憩から戻ってくるのを待っていた私達を無視して、先に写真を撮り始めました(オイオイ ^^;)しかも、写真撮影後、デジカメをチェックしながら写り具合にあれこれとケチをつける始末。
最後にサンタさんに「Now, be a good girl =さあ、これでいい子にしてないと(プレゼントをあげないよ)」と、苦笑もできないような冗談を言われていましたが、さて、本人は聞いていたのか・・・
娘の姿が急に見えなくなったので「いったいどこへ?」と思っていたら・・・ちゃっかりフェイス・ペイントの列に並んでいました。
このコーナーは大人気でかなり待ちましたが、自分の順番が来るとその事も忘れ嬉しそうに描いてもらう絵柄を指定。後はくすぐったいのを我慢して動かず出来上がりを待ちます。描きあがった“妖精”フェイス・ペイントの写真を見せてもらって娘は大喜びでした。
さて、午後4時半になるとメインイベントの“くじ引き”が始まりました。心なしか会場に賑わってきたなあと思っていたのです。
マイクを握っているのは現役の小学生。将来有望なMC?を思わせるようなしゃべりっぷりでその場を盛り上げていました。
できる人ができることを手伝うという、手作り感いっぱいのパーティ。最初は「やけにいい加減だなあ」という印象だったのですが、こういう束縛のない方式だからこそ、何気なく立ち寄れたり、プレッシャーをあまり感じずに代々続けていけるのかもしれません。しばらく居るうちに、コミュニティのゆるい結束を垣間見たような気がしました。
続き▽
私達がアメリカで住んでいた地区では12月初旬にコミュニティ主催のクリスマス・パーティが開かれています。小学校の一部を借りて毎年行われている催し物です。日本でも自治体によっては活発に行われている行事かもしれませんが、さすがアメリカ、自由度が違いました。
だいたい時間は、開始時刻が午後1時半と決まっている以外は、終了も“およそ5時半くらいまで”と大雑把。来たい人はいつでも入館し、帰りたければいつでも帰宅することが出来ます。受付があるわけでもないので、別のコミュニティから来た人でも構わず入れると思われるルーズさです。セキュリティは大丈夫?かと思いきや、もともと小学校に常設されている監視カメラで、ガードマンが交代で人の出入りはチェックしているようでした。やはり、そこはアメリカですね。

しかし、これは逃せません。サンタさんとの撮影会。これは、この時期ほとんどのデパートやモールでやっているイベントですもんね。

なんと、この緑色のカーゼガンをお召しになった緑色の目の老婦人は、5分くらい前からサンタさんが休憩から戻ってくるのを待っていた私達を無視して、先に写真を撮り始めました(オイオイ ^^;)しかも、写真撮影後、デジカメをチェックしながら写り具合にあれこれとケチをつける始末。

娘の姿が急に見えなくなったので「いったいどこへ?」と思っていたら・・・ちゃっかりフェイス・ペイントの列に並んでいました。

さて、午後4時半になるとメインイベントの“くじ引き”が始まりました。心なしか会場に賑わってきたなあと思っていたのです。

できる人ができることを手伝うという、手作り感いっぱいのパーティ。最初は「やけにいい加減だなあ」という印象だったのですが、こういう束縛のない方式だからこそ、何気なく立ち寄れたり、プレッシャーをあまり感じずに代々続けていけるのかもしれません。しばらく居るうちに、コミュニティのゆるい結束を垣間見たような気がしました。
続き▽
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2012-06-07 : 23:16 : admin
# D Q
こんにちは、くーです。3月15日付のブログで娘がスイミングの競泳クラブに属していることをチラッと話しましたね。“競泳”と言うだけあって、毎月どこかで大会が開かれます。午前8時開始であろうがお構いなしに、多分みんな5時起きとかで席を取りにきたのでしょう、開始30分前でも観客席は座れないほどの大盛況です。
こちらの大会で面白いなと思ったのは、学年ではなく“年齢”で組み分けが決まるところ。なので、同じ年度でも先月まで同じ組で競い合っていた子が誕生日が来て一つ上の組に繰り上がったりします。日本では“学年”で分けてしまうことが多いので、早生まれの子の劣等感がいつも拭えないという話を聞いたことがあります。その点このやり方だと、みんな平等に不利な期間があるということなので、フェアと言えますね。
練習では(先週の話ではありませんが)コーチがスマホで撮影して、生徒に見せながら修正点などを指摘します。この時は良くできたみたいで頭をナデナデしてもらってました(^^)v
勿論、大会に出場するときはアメリカ星条旗のついたキャップをかぶって泳ぎます。
日本人の親としては、フクザツな心境・・・なのですが、大会に出ると、待っている間に一緒に時間を潰したり、同じスクールの子が泳いでいる時は一緒に応援したりして、自然と“仲間意識”が芽生え娘も一員になれたと感じたみたいで、それはそれで良かったです。
また最初は外国人っぽい劣等感も多少あったのですが、得意な水泳で一目置かれるようになり「認められた」という自信がついたように思います。やはりスポーツは言葉や環境を超え交流のツールになんだなあと感じました。
大会が終わった後の更衣室も賑やか。同じスクールに通う女の子たちの中にはおしゃべり好きな子も何人かいて、更衣室じゅうに響き渡るような声で話しています。そして、こんな会話が耳に・・・
「ケイトって、いつも DQ よねー。」
「ほんと。でも、ヘンリーもいい勝負だけど。」
娘の濡れた髪をタオルで拭きながら私は娘に小声で「DQ ってなに?」と訊きました。現地の小学校に通っているだけあって娘は、米国ギャルトーク用語にもだいぶ詳しくなってきているのです。でも返事は、「わかんない。ダメージ・クイーンかなあ(笑)」と。私にしてみれば、DQ と言えばダンシング・クイーン♪ しかないんですけど(^^;)。で、よくよく話を聞いていると・・・DQ とは Disqualified(失格、不適格と見なされる)ということ。つまり、泳法などが正確でなく正式な記録として認められないという意味だったのです。まあ、そうじゃなきゃ、男子までダメージ・クイーンになっちゃいますもんね。
それにしても、親の熱狂ぶりには閉口しました。皆が皆と言うわけではありませんが、観客席で人が静かにビデオを撮っている傍らで「ゴー、ゴー、レイチェル、ゴー!!!!」と大声で叫ばれてはたまりません。また、なんだか知らないけど自分の子供の番が来ると前の席でも平気で立って応援する親がいます。果たして小学生のスイミング大会ごときにそこまで熱狂する意味はあるのか・・・それこそ 思いっきり DQ をあげたくなります。

練習では(先週の話ではありませんが)コーチがスマホで撮影して、生徒に見せながら修正点などを指摘します。この時は良くできたみたいで頭をナデナデしてもらってました(^^)v



大会が終わった後の更衣室も賑やか。同じスクールに通う女の子たちの中にはおしゃべり好きな子も何人かいて、更衣室じゅうに響き渡るような声で話しています。そして、こんな会話が耳に・・・
「ケイトって、いつも DQ よねー。」
「ほんと。でも、ヘンリーもいい勝負だけど。」
娘の濡れた髪をタオルで拭きながら私は娘に小声で「DQ ってなに?」と訊きました。現地の小学校に通っているだけあって娘は、米国ギャルトーク用語にもだいぶ詳しくなってきているのです。でも返事は、「わかんない。ダメージ・クイーンかなあ(笑)」と。私にしてみれば、DQ と言えばダンシング・クイーン♪ しかないんですけど(^^;)。で、よくよく話を聞いていると・・・DQ とは Disqualified(失格、不適格と見なされる)ということ。つまり、泳法などが正確でなく正式な記録として認められないという意味だったのです。まあ、そうじゃなきゃ、男子までダメージ・クイーンになっちゃいますもんね。
それにしても、親の熱狂ぶりには閉口しました。皆が皆と言うわけではありませんが、観客席で人が静かにビデオを撮っている傍らで「ゴー、ゴー、レイチェル、ゴー!!!!」と大声で叫ばれてはたまりません。また、なんだか知らないけど自分の子供の番が来ると前の席でも平気で立って応援する親がいます。果たして小学生のスイミング大会ごときにそこまで熱狂する意味はあるのか・・・それこそ 思いっきり DQ をあげたくなります。
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2012-04-26 : 20:14 : admin
こんにちは、くーです。今日は娘がアメリカで通っている現地小学校のクラスルームの様子を少し紹介させていただきます。
こちらの授業参観は、「来られる人はいつ来てもいつ帰ってもいい」というオープン・ハウス方式。この日は娘達が一人一人調べてきた著名人についてのプレゼンテーションを行う日でもありました。小学校第二学年のプレゼンと言えども、驚くなかれ、毎晩一生懸命調べていただけあって中身もレポートにして五ページと結構本格的です。
仕事が立て込んでいたのであまり長くは居られないから、娘のプレゼンまでは見られないかもなと半分諦めていたところ、早々に娘が発表することに。 家族が来ると、すぐにその子供がプレゼンをするというルールになっていたそうです。そのフレキシブルさはアメリカならではでしょうか(?)。それにしても(先週も同じようなことを言いましたが)第二学年で、自分で調べてきた内容をまとめたプレゼンをさせ、質疑応答までさせるなんて凄いですね。小さい時からこうやって“人前で自己主張する”という訓練をしていれば、その意識も自然と根付いて、大人になった時には怖いモノなしになるのですかね。アメリカ人恐るべしです。
教室の中は色彩も豊かで、どちらかと言えばポップな感じでした。これだけでも学校へ来るのが楽しくなりそうです(^^)。
こちらはコンピューター・コーナー。
休み時間は生徒達が自由に使ってもいいみたいです。
こんな“自由な”感じは、アメリカの学校の在りがちなイメージ通りと言えるかもしれませんが、授業内容は結構厳しかったりします。私達の住む学区のこの公立小学校はアメリカ国内でも優秀ランクなだけあって、算数の内容も思ったより難しいですし(応用を効かせる感じのです)、単語テストも毎週行われ日本の高校でも習わないような単語が15個も出ます。幸い「漢字よりカンタン♪」といって娘はゲーム感覚で楽しんでいるみたいです(^^;) さらに娘の担任の先生が校内一の厳しい先生とあって怒ると物凄く怖いらしいのですが・・・生徒にフェアなので、娘曰くなぜか生徒から好かれているそうです。そんな先生の最近の口癖は、「ミッキーマウス・センテンスはやめましょう」とのこと。・・・これは、「ハイ!僕ミッキーだよ。よろしくね。僕は車が好きなんだ。君は?」みたく、細切れのセンテンスだけでお話をしないように、という戒めらしいです。うむ なるほど。



こちらはコンピューター・コーナー。

こんな“自由な”感じは、アメリカの学校の在りがちなイメージ通りと言えるかもしれませんが、授業内容は結構厳しかったりします。私達の住む学区のこの公立小学校はアメリカ国内でも優秀ランクなだけあって、算数の内容も思ったより難しいですし(応用を効かせる感じのです)、単語テストも毎週行われ日本の高校でも習わないような単語が15個も出ます。幸い「漢字よりカンタン♪」といって娘はゲーム感覚で楽しんでいるみたいです(^^;) さらに娘の担任の先生が校内一の厳しい先生とあって怒ると物凄く怖いらしいのですが・・・生徒にフェアなので、娘曰くなぜか生徒から好かれているそうです。そんな先生の最近の口癖は、「ミッキーマウス・センテンスはやめましょう」とのこと。・・・これは、「ハイ!僕ミッキーだよ。よろしくね。僕は車が好きなんだ。君は?」みたく、細切れのセンテンスだけでお話をしないように、という戒めらしいです。うむ なるほど。
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2012-04-19 : 23:07 : admin
こんにちは、くーです。有難いお話ですが、ここのところ 書面での英日翻訳、音声からの英日翻訳、たまに日本語の文字起こし等、毎日(はい文字通り毎日)たっぷり一日分のお仕事を頂戴しており嬉しい悲鳴を上げております(^^)ただ、娘の下校時刻とか就寝時刻とか朝ご飯とか、守らなくてはならない時刻かつ母親として Attention(気遣い)を向けてやらなければならない時間帯がどうしてもあるので Time Management(時間の割り振り)が極めて難しく Stressful(ストレスの種)です。まあでも今のご時世、こうやって好きなお仕事をたくさん戴いているのですから、決して文句は言えませんし、言いません(笑)。
それに幸い、娘は必ずと言っていい程 Play Date(放課後などにお互いのおウチでお友達と遊ぶこと、普通は1対1。男女問わず)の約束を取り付けてきてくれるので、下校時から夕飯の支度までの時間も数時間は働けます、ただし・・・こちらがお友達をお預かりする番で、ノリノリで唄ったり叫んだりしなければの話ですが(^^;)やはり私のデスク兼リビング・テーブルでコツコツ翻訳に勤しんでいても、娘達の cheerful(かしましい)声はどうしても耳に入ってきます。それは完全にネガティブではなくむしろポジティブな意味で、八歳の女の子が二人、ゴッコ遊びをしながら色んな状況設定で(時には生意気に)話していたりすると、不思議と微笑ましい気持ちになるんです。
私はと言えば、出来るだけ娘達の声に惑わされないように翻訳に集中しようとしているのですが、彼女達の会話がどうしても耳に入ってくる時があります。この前も土曜日に親友の N ちゃんが遊びにきてくれていた時、次のような会話が耳に飛び込んできました。
N: I’ve gotta go soon.
「そろそろ帰らなくっちゃ・・・」
娘:I feel this play date was so short.
「短いプレイ・デートに感じる〜」
N: Yeah, but it was longer than usual.
「うん、でも、いつもより長いプレイ・デートだったよ」
娘: I’m not stating a fact, but just as an opinion.
「事実を言っているんじゃないの、意見を言ってるの」
最近、授業で Opinion(意見)と Fact(事実)の違いを習っているそうで、早速 実生活でも応用(?)しているんです。確かに、私が娘と話している時も「Is that your opinion or a fact?(それって、お母さんの意見?それとも事実?)」って聞かれるようになりました(^^;)大人も、おちおち物も言えません。
まあ、もちろん Opinion を持つ事自体が美徳であるアメリカでは、自分の Opinion で物を言うことに引け目を感じることはない、と言うか、むしろ 自分の Opinion を言えない人は軽蔑されたりする傾向にあると思います。ただ発言をする際は、その発言の所在を、つまり それが自分の主観(感情・嗜好ベース)なのか、確証のとれた客観的 Fact なのかをハッキリさせるのを重視しているということです。・・・それにしても、アメリカの小学校ではその辺のところを第二学年からしっかり教え込むんですねえ。
しかし時間というのは本来ならば一定間隔でしか動きませんし、老いも若きも富めるも貧しきも、一日に与えられる時間は24時間と決まっているというのは Fact のはずですが、どうしてこうも長〜〜く感じる時と、アッと言う間に過ぎてしまう時があるんでしょうねえ。 あ〜あ、一日が72時間くらいあればいいのに・・・あくまで私の Opinion ですけど。
それに幸い、娘は必ずと言っていい程 Play Date(放課後などにお互いのおウチでお友達と遊ぶこと、普通は1対1。男女問わず)の約束を取り付けてきてくれるので、下校時から夕飯の支度までの時間も数時間は働けます、ただし・・・こちらがお友達をお預かりする番で、ノリノリで唄ったり叫んだりしなければの話ですが(^^;)やはり私のデスク兼リビング・テーブルでコツコツ翻訳に勤しんでいても、娘達の cheerful(かしましい)声はどうしても耳に入ってきます。それは完全にネガティブではなくむしろポジティブな意味で、八歳の女の子が二人、ゴッコ遊びをしながら色んな状況設定で(時には生意気に)話していたりすると、不思議と微笑ましい気持ちになるんです。
私はと言えば、出来るだけ娘達の声に惑わされないように翻訳に集中しようとしているのですが、彼女達の会話がどうしても耳に入ってくる時があります。この前も土曜日に親友の N ちゃんが遊びにきてくれていた時、次のような会話が耳に飛び込んできました。
N: I’ve gotta go soon.
「そろそろ帰らなくっちゃ・・・」
娘:I feel this play date was so short.
「短いプレイ・デートに感じる〜」
N: Yeah, but it was longer than usual.
「うん、でも、いつもより長いプレイ・デートだったよ」
娘: I’m not stating a fact, but just as an opinion.
「事実を言っているんじゃないの、意見を言ってるの」
最近、授業で Opinion(意見)と Fact(事実)の違いを習っているそうで、早速 実生活でも応用(?)しているんです。確かに、私が娘と話している時も「Is that your opinion or a fact?(それって、お母さんの意見?それとも事実?)」って聞かれるようになりました(^^;)大人も、おちおち物も言えません。
まあ、もちろん Opinion を持つ事自体が美徳であるアメリカでは、自分の Opinion で物を言うことに引け目を感じることはない、と言うか、むしろ 自分の Opinion を言えない人は軽蔑されたりする傾向にあると思います。ただ発言をする際は、その発言の所在を、つまり それが自分の主観(感情・嗜好ベース)なのか、確証のとれた客観的 Fact なのかをハッキリさせるのを重視しているということです。・・・それにしても、アメリカの小学校ではその辺のところを第二学年からしっかり教え込むんですねえ。
しかし時間というのは本来ならば一定間隔でしか動きませんし、老いも若きも富めるも貧しきも、一日に与えられる時間は24時間と決まっているというのは Fact のはずですが、どうしてこうも長〜〜く感じる時と、アッと言う間に過ぎてしまう時があるんでしょうねえ。 あ〜あ、一日が72時間くらいあればいいのに・・・あくまで私の Opinion ですけど。
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2012-03-29 : 23:52 : admin
# グディバッグ効果
こんにちは、くーです。桜が散って歩道や花壇がピンクの絨毯になっています。(写真では少し分かりにくいかもしれませんが、一応掲載してみます。)
登校時の道すがら、娘が両手一杯に花びらをすくって即席の花吹雪を作ってくれ、二人で大盛り上がりしました(^^)。ところで日本語では「桜の花が散る」と言いますが、こちらでは「桜の花びら(cherry blossom petals)が散る」と言います。厳密と言うか、花とflowerの語感には微妙にずれがあるのでしょうか。でも、petalという方が繊細な感じがして何となく情緒を感じますね。
さて、以前(2011年12月15日)ブログでもお話ししたように、誕生日会に限らずちょっとした集まりなどこちらの人はホーム・パーティが好きです。レストラン等でやるよりも気軽!というのもあるでしょうし、自由に動き回ったり、招待側のおウチを覗かせてもらうのでホストの趣味や“人となり”が分かったりして、親交が深まりやすいのも好まれる所以かもしれません。そう言えば、年末に主人の上司のお宅に招かれた時、娘がちょうど同い年の息子さんと一緒に家の探検ゴッコをして遊んでいました。
ホーム・パーティでは大人の招待客でも、まずほぼ家中を案内してもらうのがしきたりです。が、こんな感じで懐中電灯を持って知らないおウチを探検するのは子供にとってはスリルなんでしょうね(^^;)
・・・見えにくい写真ばかりが続きましたが、私達が住んでいる地区でホーム・パーティと同じくらいポピュラーなのが、アウトドア・パーティです。写真は、先日小学校に隣接するプレイグランドで開かれたパーティの様子。
こんなふうに公共のピクニック・テーブルを陣取って平気でパーティ会場にしてしまいます。そして途中、大好きな先生が現れ駆け寄ってハグする子供たち。もう、タイヘンな騒ぎでした。
でも、こうやって外でやっているから先生も臆せず来てくれるというのがあるかもしれません。自宅パーティとなると、やはり畏まった感じがして流石に遠慮なさいますよね。これもアウトドア・パーティのメリットでしょう(^^)b
屋内外に関わらず、家庭が演出する子供主役のパーティで欠かせないアイテムがあります。それが「グディバッグ(goody bag)」。要するに、来てくれた子供たちに帰り際に渡す「おみやげ袋」なのですが、娘もどこかに招待される度に必ずもらって帰って来ます。中身は・・・そんなに大したことはなくて、往々にして「鉛筆1本+スティッカー1枚+キャンディー」とかそんなもの、値段にしたら1ドル(=約83円)に満たないと思います。でも、これがかなり重要らしいのです。ちなみに、この日も習い事か何かで早く帰らなければならなかった女の子がいたんですが、パーティの真っ最中に帰るのが嫌で、泣き叫びながら迎えに来たお父さんと暫く激しい言い争いをしていました。しかし・・・ホストから「グディバッグ」を手渡されると、嘘のようにシュンとなっておとなしく車に乗りました。「グディバッグ」には、(水戸黄門の)印籠のような効果もあるんですねえ。

さて、以前(2011年12月15日)ブログでもお話ししたように、誕生日会に限らずちょっとした集まりなどこちらの人はホーム・パーティが好きです。レストラン等でやるよりも気軽!というのもあるでしょうし、自由に動き回ったり、招待側のおウチを覗かせてもらうのでホストの趣味や“人となり”が分かったりして、親交が深まりやすいのも好まれる所以かもしれません。そう言えば、年末に主人の上司のお宅に招かれた時、娘がちょうど同い年の息子さんと一緒に家の探検ゴッコをして遊んでいました。

・・・見えにくい写真ばかりが続きましたが、私達が住んでいる地区でホーム・パーティと同じくらいポピュラーなのが、アウトドア・パーティです。写真は、先日小学校に隣接するプレイグランドで開かれたパーティの様子。


屋内外に関わらず、家庭が演出する子供主役のパーティで欠かせないアイテムがあります。それが「グディバッグ(goody bag)」。要するに、来てくれた子供たちに帰り際に渡す「おみやげ袋」なのですが、娘もどこかに招待される度に必ずもらって帰って来ます。中身は・・・そんなに大したことはなくて、往々にして「鉛筆1本+スティッカー1枚+キャンディー」とかそんなもの、値段にしたら1ドル(=約83円)に満たないと思います。でも、これがかなり重要らしいのです。ちなみに、この日も習い事か何かで早く帰らなければならなかった女の子がいたんですが、パーティの真っ最中に帰るのが嫌で、泣き叫びながら迎えに来たお父さんと暫く激しい言い争いをしていました。しかし・・・ホストから「グディバッグ」を手渡されると、嘘のようにシュンとなっておとなしく車に乗りました。「グディバッグ」には、(水戸黄門の)印籠のような効果もあるんですねえ。
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2012-03-15 : 15:44 : admin
こんにちは、くーです。アメリカでは先週末から夏時間となりました。Spring Forward。つまり「春は時計の針を一時間早める」ということですが、先週日曜は早朝から娘の通う競泳クラブの大会があったせいで午前六時には起床しなければならならず、それすなわち(冬時間に慣れた身体にとっては)五時起きということ。参りました(^^;)
さて、本日のタイトル「アメリカン・ガール」、これは娘のことを言っているわけではありません。無論2011年11月17日付のブログでお話ししたように、娘は日増しにアメリカン・ガールらしくなってはいますが(汗) そうではなくて、これはアメリカの女の子の間で流行っている人形のことです。一説によると、7歳から14歳の女の子の95%以上が知っていて、今やバービー・ドールよりも人気があるという話。日本でも昔、フランス製のコロール人形という割とリアルな赤ちゃん人形が販売されていた記憶がありますが、「アメリカン・ガール」にはもっとハマりそうな仕掛けがあります。インターネット上で髪・目・肌・そばかす等に至るまでカスタムメイドで注文できるので、持ち主となる女の子に“似通った”“特別な”人形が出来上がるのです。
オバマ大統領の娘さんたちも Kaya ちゃんと名付けられた次の写真のような人形を持っているそうです。
これはアメリカン・ガールの元祖となった人形で、1760年代に生きたアメリカ先住民の女の子をモデルとして作られました。そもそも人形とその解説本をセットで買い、人形と遊びつつアメリカ先住民の歴史について学ぶという趣旨で誕生したのだそうです。元々は教師だった女性による発案がきっかけなので、様々な歴史的な背景も持つ人形や、盲導犬を育てる人形、それから障害を持った人形などもあります。品質も良く かつ“教育的”という響きが受けて人気が出たようですが、そこに目をつけて、1998年にバービー・ドールで有名なマテル社が買収したのだとか。以来、商業的な匂いプンプンに・・・。
そしてとうとう 足を踏み入れてしまいました 禁断のワンダーランド、アメリカン・ガール・ストア。
「無駄遣いをしない」を家訓(?)とする我が家では、そのストアの存在すら娘に知らせていなかったのですが、学校のお友達から聞くわ、ストアから娘宛てにカタログが届くわで、もはや秘密というわけにもいかず。今年は“ひな祭り”らしいお祝いもろくにしてあげられなかったし、競泳大会で二種目において同組一位を獲得し健闘したこともあり、ご褒美に行くことにしたのです。「何も買わないけど行ってみたい」と言っていた娘ですが、出発前にはしっかりとお小遣い残高をチェック。ストアに着くと、自分の人形をディスプレイされた家具やおうちで遊ばせたり、人形のサイズにぴったりのオシャレな服を着せたりして大興奮。このまるでテーマ・パークのような店内には、人形用のヘアドレッサーも居れば、人形と“一緒に”お食事のできるレストランまで存在します。
帰宅後は早々に自分のお小遣いの範囲内で悩んだ末に買ったアイテムで すぐに着せ替えに夢中になっていました。ちなみに、無駄遣いをしたくないなら最初から人形を買わなければ良かったのに・・・とおっしゃる読者の方もおられるかと思います。そのご意見、ごもっともです。ただ、人形は親が買い与えたわけではなくて、賢い娘は去年のクリスマスにサンタさんにお願いして貰ってしまったんですねー(オーマイゴーッド)[:のぉ:]
続き▽
さて、本日のタイトル「アメリカン・ガール」、これは娘のことを言っているわけではありません。無論2011年11月17日付のブログでお話ししたように、娘は日増しにアメリカン・ガールらしくなってはいますが(汗) そうではなくて、これはアメリカの女の子の間で流行っている人形のことです。一説によると、7歳から14歳の女の子の95%以上が知っていて、今やバービー・ドールよりも人気があるという話。日本でも昔、フランス製のコロール人形という割とリアルな赤ちゃん人形が販売されていた記憶がありますが、「アメリカン・ガール」にはもっとハマりそうな仕掛けがあります。インターネット上で髪・目・肌・そばかす等に至るまでカスタムメイドで注文できるので、持ち主となる女の子に“似通った”“特別な”人形が出来上がるのです。


そしてとうとう 足を踏み入れてしまいました 禁断のワンダーランド、アメリカン・ガール・ストア。


続き▽
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2012-01-19 : 23:37 : admin
こんにちは、くーです。娘の通っている現地の小学校では、体育の授業でフットボール投げをやることがあります。しかしこのフットボール投げというのが、単なるキャッチボールではなく、走っている人に向けてボールを投げるらしいのです。完全に、アメリカンフットボールの練習です(^^;)アメリカ以外ではやらないでしょうね。
先週のブログ「読書の冬」にも登場しましたが、うちには娘が宿題や読書をする時に愛用しているトーイザラスで5ドル(=400円弱)で入手した椅子があります。もちろんガラステーブルで遊ぶ時も使います。
なんの変哲もないプラスチック製の女の子用のピンク色の椅子ですが、この背もたれにプリントされているお姫様達に私は少なからず感動を覚えました。皆さんは、カエルに変身させられてしまうお姫様のお話を知っていますか?(カエルに変身させられてしまう時はまだお姫様ではないのですが)。それに出てくる主人公のプリンセス・ティアナが真ん中で微笑んでいます。
私が感動したのはお姫様達の美しさとかではなく、厳密に言うと、彼女達の並び方です。こう思うこと自体が偏見なのかもしれませんが、黒人のプリンセス・ティアナがオーロラ姫とアリエル姫に囲まれて中央に位置している、数十年前なら考えられなかったのではないでしょうか。あくまで想像ですけど。
プリンセス・ティアナは、アメリカでは2009年12月に公開されたディズニー映画で『 The Princess and the Frog(邦題:プリンセスと魔法のキス)』の主人公で、初のアフリカ系のディズニー・プリンセスであり、初のアメリカ合衆国国籍を持つディズニー・プリンセスでもあるんです。それから、幼い頃から料理が得意で、亡き父に代わり自分のレストランを持つことを夢見ているという点で、従来のプリンセスとは異なります。たかが子供用の椅子のことですが、そういう主張が通り、こういう風潮が受け入れられるようになってきたアメリカ社会を反映しているように思います。
そういえば、ディズニー・オン・アイスというフィギュア・スケートのショーを観に行った時、隣の黒人家族が「宣伝されていたプリンセス・ティアナが登場しなかった!」と、主催者側に詰め寄っていました。その剣幕に驚愕しつつも、確かに一人80ドルというチケット代を払って娘二人を連れて来ているわけですから、お目当てのプリンセスが登場しないとなれば一大事ですよね。気持ちは分かります。ディズニー・プリンセスは多かれど、プリンセス・ティアナは唯一無二と言えるかもしれません。
先週のブログ「読書の冬」にも登場しましたが、うちには娘が宿題や読書をする時に愛用しているトーイザラスで5ドル(=400円弱)で入手した椅子があります。もちろんガラステーブルで遊ぶ時も使います。


プリンセス・ティアナは、アメリカでは2009年12月に公開されたディズニー映画で『 The Princess and the Frog(邦題:プリンセスと魔法のキス)』の主人公で、初のアフリカ系のディズニー・プリンセスであり、初のアメリカ合衆国国籍を持つディズニー・プリンセスでもあるんです。それから、幼い頃から料理が得意で、亡き父に代わり自分のレストランを持つことを夢見ているという点で、従来のプリンセスとは異なります。たかが子供用の椅子のことですが、そういう主張が通り、こういう風潮が受け入れられるようになってきたアメリカ社会を反映しているように思います。
そういえば、ディズニー・オン・アイスというフィギュア・スケートのショーを観に行った時、隣の黒人家族が「宣伝されていたプリンセス・ティアナが登場しなかった!」と、主催者側に詰め寄っていました。その剣幕に驚愕しつつも、確かに一人80ドルというチケット代を払って娘二人を連れて来ているわけですから、お目当てのプリンセスが登場しないとなれば一大事ですよね。気持ちは分かります。ディズニー・プリンセスは多かれど、プリンセス・ティアナは唯一無二と言えるかもしれません。
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2012-01-12 : 23:28 : admin
# 読書の冬
こんにちは、くーです。「九九だけはしっかりとやっておいて下さい。」アメリカの小学校に転入することを相談した時、担任の先生にそう念を押されました。確かに、私に関して言えば小学校で学んだ知識で大人になっても役に立っているのは九九ぐらいかもしれません(笑)。アメリカ人相手にちょっと簡単な暗算をすると「天才か?!」みたいな反応をされることがあって、こちらが反ってびっくりしてしまうんですけど、日本人にとっては当り前でも実は、かなり実用的かつ高度なスキルなんですよね。
ということで娘には、帰国した時に遅れをとらないように(今の小学校のホームワークとは別に)毎日九九と音読と漢字の宿題させることにしています。九九は嫌々ながらも毎日続けているだけあって、だんだんランダムでも暗唱できるようになりました。問題は漢字や音読ですね。漢字は日本から持ってきたドリルを、音読は日本領事館から配給された国語の教科書を使っています。ひらがな・カタカナは問題ないですが、漢字が、なかなか身に付きません。言語というものはやっぱり使わないと習得できないんですね。
逆に、英文の音読のほうは上手になってきました。娘曰く、「漢字もないし、アルファベットで全部読めるから簡単」と。なるほどね、アルファベットと言ってもこちらの小学校では単純にA、B、C、D・・・とやっているだけでなく、たとえば、「ch」は“ク”の音、「ph」は“フ”の音、というふうに Phonetics(音声体系)ベースで習っているため、意味も分からないような難しい単語でも読めてしまうらしいのです。そして、声に出してから「あ、聞いたことあるなあ」とか、文脈から意味を推測したりして単語を身につけていく、といったところです。アルファベットだけなので、小学校の教材に、新聞、標識、読むだけなら学術書まで読めてしまうのです。ある意味、読むものに障壁がない状態ですね。
で、いま娘がはまっているのが、
妖精シリーズの本。レストランの待ち時間や買い物の合間にも暇を見つけては読んでいます。
近くに公立の図書館があってお目当ての本が見つからない時は予約もできるので、次々と読み進み、このシリーズそろそろ読破できそうです。まあ、女の子の間でかなり人気の高い本なので、どんどん続編やら特集やらが出版されてくるようですけど(^^;)内容はありとあらゆる魔法が使える、おしゃれな、個性のある妖精たちが、主人公の女の子二人と協力して問題を解決していくという、まあ、よくあるストーリーです。毎回一人のメインとなる妖精がいて、必ず冒頭にその妖精の来ているコスチュームや髪形・髪の色、アクセサリーなど、事細かな説明が入ります。どうもそこに女の子がはまるらしいです。中身はともあれ結構難しい単語も使われているし、外は寒いので「読書の冬」ということでいいかなと思っています。
ということで娘には、帰国した時に遅れをとらないように(今の小学校のホームワークとは別に)毎日九九と音読と漢字の宿題させることにしています。九九は嫌々ながらも毎日続けているだけあって、だんだんランダムでも暗唱できるようになりました。問題は漢字や音読ですね。漢字は日本から持ってきたドリルを、音読は日本領事館から配給された国語の教科書を使っています。ひらがな・カタカナは問題ないですが、漢字が、なかなか身に付きません。言語というものはやっぱり使わないと習得できないんですね。
逆に、英文の音読のほうは上手になってきました。娘曰く、「漢字もないし、アルファベットで全部読めるから簡単」と。なるほどね、アルファベットと言ってもこちらの小学校では単純にA、B、C、D・・・とやっているだけでなく、たとえば、「ch」は“ク”の音、「ph」は“フ”の音、というふうに Phonetics(音声体系)ベースで習っているため、意味も分からないような難しい単語でも読めてしまうらしいのです。そして、声に出してから「あ、聞いたことあるなあ」とか、文脈から意味を推測したりして単語を身につけていく、といったところです。アルファベットだけなので、小学校の教材に、新聞、標識、読むだけなら学術書まで読めてしまうのです。ある意味、読むものに障壁がない状態ですね。
で、いま娘がはまっているのが、


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2011-12-29 : 23:22 : admin
年の瀬ですね〜 くーです。ということで、先日ワシントン・バレエ団の『 The Nutcracker くるみ割り人形』を観てきました。アメリカの少女たちにとって、このバレエを観ないことにはクリスマスは来ない、というほど年の瀬を象徴する定番中の定番らしいのです。何しろワシントンポストの記事によると、この『くるみ割り人形』は、同バレエ団の年間チケット売上総額の56%を占めるのだそう。たった三週間余りの上演で56%ということですから、ものすごい観客動員力です(@_@)
そう言えば確かに、最近レストランの店先にはサンタではなく写真のような装飾ライトが置いてあったり、
デパートのギフト売り場も、この通り。
まあ、これも“アメリカならでは”ということで、多分に漏れないよう私達も行ってきました。
行ってみると・・・居るわ居るわ、着飾ったプチ・レディたちが、ちょこまかちょこまかと。(12月15日付ブログご参照のこと^^;)それに引き換え、よれよれのシャツにジーンズ姿の(女の子たちの兄弟と思われる)男の子…留守を頼むわけにもいかず無理矢理連れて来られたのが明白でした(笑)
ワシントン・バレエ団は全米でとても高い評価を得ているバレエ団で、毎年この時期に『くるみ割り人形』を演じ続け今年で50周年。チャイコフスキーの曲に合わせた正統派のクラシックバレエを基軸とし、アフリカ、スペイン、ロシアなど多国籍なテイストもふんだんに取り入れた演出で観る者を魅了します。また、お約束のキツネ・リス・シカ・カエルさんたちが登場したり、ラット対おもちゃの兵隊の戦いがあったり、子供たちが扮するキノコ、ミツバチが可愛くダンスをしたりと…自然と観客を笑顔にします。子供の出番が多いことも(バレエを習っている子たちには無論)子供にとって人気の高い理由なのかもしれません。とにかく日本ではなかなか行けないような舞台を観れたように思います。
観賞後、娘にどこが一番良かった?と尋ねると、「Snow Queen(雪の女王)」と即答。実は親も二人ともその第一幕のクライマックスが気に入っていました。さて、そのプリマバレリーナはなんとMaki Onukiさんという日本人なのです!同じアジア人だからと、ひいき目に見ていたわけではありません。小柄ながら躍動感のあるしなやかな肢体と、手足の先まで神経が行きとどいた繊細な美しさで(申し訳ないですが)ほかのバレリーナと比べても格段に素晴らしい演技を見せてくれたと思います。さらに彼女が日本人であることを知りなんだか嬉しくなりました。(写真は、ワシントンポストの Lifestyle より拝借。)
また『くるみ割り人形』を堪能した後、近くのレストランで食事していると、舞台メイクをしたお姉さんが、母親らしき方と一緒に入ってきました。娘が話しかけてみると、第一幕に出演していたお姉さんで、お母さんは日系人だとか。娘は出演者のお姉さんと英語で話しができたので有頂天に。プログラムの名前のところにしっかりサインももらい家路につきました。
・・・というわけで、我が家はアメリカらしい年の瀬を過ごしています。皆様もどうか良いお年を。
そう言えば確かに、最近レストランの店先にはサンタではなく写真のような装飾ライトが置いてあったり、



ワシントン・バレエ団は全米でとても高い評価を得ているバレエ団で、毎年この時期に『くるみ割り人形』を演じ続け今年で50周年。チャイコフスキーの曲に合わせた正統派のクラシックバレエを基軸とし、アフリカ、スペイン、ロシアなど多国籍なテイストもふんだんに取り入れた演出で観る者を魅了します。また、お約束のキツネ・リス・シカ・カエルさんたちが登場したり、ラット対おもちゃの兵隊の戦いがあったり、子供たちが扮するキノコ、ミツバチが可愛くダンスをしたりと…自然と観客を笑顔にします。子供の出番が多いことも(バレエを習っている子たちには無論)子供にとって人気の高い理由なのかもしれません。とにかく日本ではなかなか行けないような舞台を観れたように思います。
観賞後、娘にどこが一番良かった?と尋ねると、「Snow Queen(雪の女王)」と即答。実は親も二人ともその第一幕のクライマックスが気に入っていました。さて、そのプリマバレリーナはなんとMaki Onukiさんという日本人なのです!同じアジア人だからと、ひいき目に見ていたわけではありません。小柄ながら躍動感のあるしなやかな肢体と、手足の先まで神経が行きとどいた繊細な美しさで(申し訳ないですが)ほかのバレリーナと比べても格段に素晴らしい演技を見せてくれたと思います。さらに彼女が日本人であることを知りなんだか嬉しくなりました。(写真は、ワシントンポストの Lifestyle より拝借。)

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2011-12-15 : 20:35 : admin
# ちょこまか八歳児
こんにちは、くーです。先日娘が八回目の誕生日を迎えました。こちらの誕生会は、マクドナルドなどのレストランの一角を貸し切ったり、人数に応じた大きさの言わばカラオケボックスのような個室を借りてプロの手品師やピエロを雇ったりするそうなのですが、娘はいつも仲良くしているクラスメート数人を呼ぶくらいのホーム・パーティがいいと主張。そうなると、かえって親は大変なのです(^^;)今日はそんなBDパーティにまつわるエピソードをお話ししたいと思います。
まず第一の難関はケーキ選び。このブログでも幾度か北米ケーキのグロテスクなまでの色彩について語られてきました(2010年8月8日、同12月20日・28日、2011年4月7日、同8月26日)。
今回、アメリカで(子供のうちに)誕生会を開くのも“最初で最後”ということで、娘に自由に選ばせたところ…やはり、アメリカらしい色艶やかなティンカー・ベルほか妖精たちのデコケーキを選んでくれました(^^;)ゞ 名前がバッチリ書かれているので写真掲載は控えておきますが、とりあえずサイズが半端なく大きいだけでなく、表面がクリーム様の frosting と呼ばれる分厚い層(=おそらく50%飽和脂肪酸+50%糖類)でまんべんなく覆われているという、予想以上に手ごわい代物でした。パーティ参加者および親だけでは消費しきれず近所に配るなど、“たべもの”に失礼のないよう処分?するのに奔走しました(笑)。
さてお次は会場。ホーム・パーティで、しかも子供が主役となるとデコレーションもそれなりでないと寂しいですよね。こちらでは「誕生会と言えばバルーン」みたいなイメージがあり、今回それにしてみました。
実は、娘の四歳の誕生日にアメリカ風の誕生会に憧れてバルーン・パーティを企んだことがありました。でも、日本ではヘリウム注入器など一般に売られておらず、すべて自力で(夜なべをして)親がふくらました風船50個では浮きもせず体力を消耗するばかりでした。ところが、こちらにはパーティ・グッズのみの専門店があり、そこでヘリウム注入器と風船50個のセットを約35ドルで購入。ものの30分で作業も終わり、天井からぶら下がるくるくる紐がデコ感を演出するので、それだけで一気にパーティらしくなりました(^^)v
さてパーティ本番。今回は両親とも仕事が立て込んでいたため、「もう八歳なんだから皆で遊んでくれるだろう」と3時にケーキを出す以外はろくに企画もしていませんでした。仕事をする傍らちらちらと娘たちを見ている限りでは、ごっこ遊びやらゲームやらお絵かきで、まあまあ楽しく遊んでいるようです。でもたまには、一歩引いて娘たちを観察してみるもんですね、ある発見をしました。
サザエさんに出てくるタラちゃん、歩くたびにチンチョロチンチョロロンと音を立てますよね。娘が二歳くらいの時に、ママ友が「この年代の子って、やっぱりチンチョロチンチョロ音を立てるだよね〜、四歳になったお姉ちゃんはもうそんな音立てないのに」と言っていたのに対し思わず同意したことがあります。もちろん可聴的な音ではありませんが、親なら聞こえる確かな音です。今回なぜそれを思い出したか言うと、八歳の娘たちはみんな動く時“ちょこまか、ちょこまか”していることに気付いたからです。それも(親の)国籍にかかわらず。欧米系の金髪少女とかになると見た目は大人びて見えがちなんですが、やはり動きは“ちょこまか”。“ちょこまか”に国境はない!んです。機会があれば今度は、こちらの二歳児が歩く時、チンチョロ音がするかどうかを観察してご報告いたしますね(笑)
まず第一の難関はケーキ選び。このブログでも幾度か北米ケーキのグロテスクなまでの色彩について語られてきました(2010年8月8日、同12月20日・28日、2011年4月7日、同8月26日)。

さてお次は会場。ホーム・パーティで、しかも子供が主役となるとデコレーションもそれなりでないと寂しいですよね。こちらでは「誕生会と言えばバルーン」みたいなイメージがあり、今回それにしてみました。

さてパーティ本番。今回は両親とも仕事が立て込んでいたため、「もう八歳なんだから皆で遊んでくれるだろう」と3時にケーキを出す以外はろくに企画もしていませんでした。仕事をする傍らちらちらと娘たちを見ている限りでは、ごっこ遊びやらゲームやらお絵かきで、まあまあ楽しく遊んでいるようです。でもたまには、一歩引いて娘たちを観察してみるもんですね、ある発見をしました。
サザエさんに出てくるタラちゃん、歩くたびにチンチョロチンチョロロンと音を立てますよね。娘が二歳くらいの時に、ママ友が「この年代の子って、やっぱりチンチョロチンチョロ音を立てるだよね〜、四歳になったお姉ちゃんはもうそんな音立てないのに」と言っていたのに対し思わず同意したことがあります。もちろん可聴的な音ではありませんが、親なら聞こえる確かな音です。今回なぜそれを思い出したか言うと、八歳の娘たちはみんな動く時“ちょこまか、ちょこまか”していることに気付いたからです。それも(親の)国籍にかかわらず。欧米系の金髪少女とかになると見た目は大人びて見えがちなんですが、やはり動きは“ちょこまか”。“ちょこまか”に国境はない!んです。機会があれば今度は、こちらの二歳児が歩く時、チンチョロ音がするかどうかを観察してご報告いたしますね(笑)
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