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# 宇宙からの贈り物
うれし泣き、くやし泣き、もらい泣き…そんな感動の涙にあふれた
第21回冬季オリンピック競技大会も華やかに幕を閉じましたね。
当ブログの「カナダめぐり」も、なんとか一周でき、今日は最終回、
ノースウエスト準州の準州都イエローナイフでの逸話を。

2001年の4月、「11か12年に一度の好機!」という謳い文句に
まんまとひっかかり、マイルが溜まっていたのをいいことに、
オタワから(国内線なのに!)3便も乗り継いでイエローナイフへ。
そして、いわゆる『オーロラ・ツアー』に単独で参加しました。
3泊4日のツアーで「1回みれたら御の字だよ」といい聞かされ、
半信半疑のまま、完全防寒スタイルで挑みました。
結果は…3戦3勝!!!!!!!!(うわぁ、あたし雨女やのに、運全部つこてもた汗)

やはり...その度ごと姿を変えて現れる光のカーテンに魅了されましたね。
とくに第3夜など、20分くらいずっと寝そべって鑑賞できていたのですが、
ただ「つつまれていたい」という不思議な気持ちになったのを覚えています。

そもそもオーロラは、太陽から電気を帯びた粒子(プラズマ)が
地球の極の近くに飛んでくることによって起こる発光現象です。
なんだか“宇宙からの贈り物”という感じがしませんか?

  宇宙とつながる瞬間、神からの洗礼が届く
  自分が神から与えられたものとは何か
  それを見い出すことが人生の目的 

将来のことで思い悩んでいたわたしの胸にそんな思いがよぎりました。

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# ユーコン娘
わたしはカナダ滞在中に、寮生活をしていた時期がありました。
Naturopathic Medicine という西洋医学を補完する役割を果たす
自然療法を中心とした各種代替医療について勉強していた頃です。

卒業後はもちろんND(Naturopathic Doctor)として
国内で開業できましたから、Doctorとして患者と接するときのために
西洋医学もひととおり、広く浅くとはいえ、知っておく必要がありました。
4年制のカレッジでしたが、そのうち2年は西洋医学の基礎の基礎を
たたきこまれます(もー、脳みそはタイヘンなさわぎです汗)。

クリスは、わたしの寮部屋の向かいの部屋で生活していた同級生で、
朝昼夕(ときには夜中でも)よく顔を合わせるので懇意になりました。
彼女の「すごい」ところは、そんなハードな学校生活の合間に
なんとかトレーニングの時間を見つけて、自らを鍛えつづけ、
毎年、トライアスロンの大会に参加していたことです!

現在は、当時から交際していたマイクと結婚し
カナダのユーコン準州(米アラスカ州の東隣)でNDをやっているはずです。
二人は、わたしが長かったカナダ生活に終止符を打ち帰国するときも
マイカーで空港まで送ってくれた大切な友達……元気にしてるかなぁ。。。

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# Beautiful British Columbia
車のナンバーのデザインは、カナダでは州ごとに異なるのですが、
そのプレート上には、それぞれ独特のメッセジーが添えられています。
たとえば、オンタリオ州はYours to Discover(あなたなりの発見のため)、
ケベック州ではJ’me souviens(覚えてるよ)とか実用的な文句に対し、
ブリテッシュコロンビア州のは、Beautiful British Columbia!

その言葉のとおり、なんと「美しきブリテッシュコロンビア!」です。

わたしのB.C.デビューは、ウィスラー&ブラックコーム・リゾート。
バンクーバー・オリンピックの試合会場としても使われていますね!
別に、わたしはバリバリのスキーヤーだったわけではありません。
他のバリバリ・カナディアン・スキーヤーに便乗しちゃったのです^^
実際、3日間ともわたしだけ別行動でレッスンを受けておりましたし汗
「わたしのような者がこの山で滑ってもよいのか」と自問しつつも
あたかも天につながっているかに見える雪山でのスキーは満喫できたかな。

東のオタワに住むわたしにとって、西のバンクーバーは憧れの場所でした。
日本に一時帰国する際に飛行機を乗り継ぐことはあっても
なかなかその地に降り立つことはできなかったからです。
一番印象的だったのは、オタワがすっかり雪に覆われる11月に、
バンクーバー空港から見えた芝生が青々とした緑をたたえ、
上着を脱ぎたくなるような心地よい風が流れていたことでした。

でも実際は、B.C.住民の間では「雨が多すぎてイヤ」と漏らす声も。
なんでも、11月から3月の間に降るオタワの雪と、
同じ量の雨が降るのだとか…まさに「となりの芝は青く見える」ですね。

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# 若気のいたり…^^;
今日は、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州のお隣り
アルバータ州、カナディアンロッキーでの思い出ばなしです。

ご多分にもれず、わたしも「カナダといえばロッキーでしょ!」と
ある夏、バンクーバーまで飛び、そこからレンタカーを借りて、
いざ、大自然の雄大な美を余すところなく放つロッキー山脈へ。
ジャスパー国立公園のアサバスカ氷河、バンフ国立公園、
レイクルイーズに、ペイト湖、モレイン湖…
その美しさたるや筆舌に尽くし難く、とてもとても表現できません。
まあ、とにかく目の前にある景色がすべて「絵はがき」そのもの、
いや、それをはるかに超える美しさでした。

当時はすでにカナダ生活にも慣れ、旅にも余裕が出てくる頃でした。
「どうせ気ままな一人旅、いざとなれば車で寝れるし、戻ればいいし」と、
なんとホテルの予約もとらずに、ここまで来てしまったのでした。
ところが、案の定……どこのどのホテルもNo Vacancies(満室)。

…でも「どうしても、モレイン湖の夜明けが見たい!」 わたしは
ホテル・シャトー・レイクルイーズの駐車場で野営を決めこみました。
また運悪く、安レンタカーの室内灯がともったまま消えないという事態に!
わたしとしては誰にも気付かれずに車という物体と一体化して一夜を、と
考えていたのに汗…しょうがない手持ちのハンカチ&待ち針で覆うことに。
結局、「24歳日本人女性、ホテル駐車場でクマに襲われる…」という
翌朝の新聞記事の見出しが脳裏をよぎり、28分くらい寝れたかなぁ。。。
無事(?)夜明けのモレイン湖を、しかも「ひとり占め」することができました!
(← よい子はマネをしないでください。)

これは、今まで誰にも話していない“若気のいたり”ストーリーです。
おかあさん、黙っててごめんなさい。もう、しませんorz…

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# ぷかぷかと…
こんにちは、ミッチーです。
バンクーバー・オリンピックも残すところあと数日となりました。
当ブログも、オリンピック開催国であるカナダを特集することになり、
東より順に州(または準州)にまつわる話を紹介してきました。
(私がオンタリオ州のフライングをしてしまっていますが)

今日はその第9話目です。
サスカチュワン州は、マニトバ州と同じく
カナダ中央部の大平原地帯に位置しています。
人口密度も1.75人/km程度と州の中でも1,2を争う低さ。
州都はレジャイナですが、人口が最も多いのはサスカトゥーン市。

そのサスカトゥーン市から車で1時間半ほどのところに
リトル・マニトー・レイクがあります。
この湖は、海水の3倍の塩分量を含むと言われる塩水湖で、
マグネシュウムや硫黄、ポタシュウム、鉄分など、ミネラル分も豊富。
リューマチや神経痛に効くほか、美肌効果もあるとのこと。
先住民の間では、「聖なる湖」と呼ばれていたとか。

塩水湖といえば、代表的なのがアラビア半島にある死海The Dead Sea。
人がプカプカ浮かびながら新聞を読んだりしている写真を見かけますが、
今度はカナダのど真ん中、人口も少なくストレス・フリー(?)な環境で
のんびりとプカプカしてみたいものです。

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# くまのプーさん
みなさんお元気ですか、隈のくーさんです(^^;)

プーさんといえば、あの有名なディズニーキャラクター
はちみつが大好きで、ちょっとのんびり屋のくまさんですが、
本名は Winnie the Pooh (ウィニー・ザ・プー)といいます。
そして、このWinnie なんとカナダの地名から来ているのです!

オンタリオ州のおとなり、西側にあるのがマニトバ州。
「カナダのへそ」とも呼ばれ、広大な平野がひろがっっっっっていて
360°見回しても丘ひとつ見えないらしいです。
その州都がWinnipeg (ウィニペグ)、プーさんの生まれ故郷です。

第一次世界大戦中、ハリー・コルボーンという軍人が、
あるきっかけで小熊を引き取ることになりました。
彼は当時住んでいた街Winnipegにちなんで、その小熊をWinnieと命名。
イギリス人作家・ミルンがWinnieをモデルに書いた物語がきっかけで
Winnie the Poohとして世界的な有名人(くま?)になったそうです。
なんとなくアメリカ出身かなと思ってたんですけど、意外ですね。

そういえばー、最近「プーさんに似てるー」と言われました。
そ、それは愛くるしさでしょうか、それとも体型……悩むのはやめます。

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# エトランゼ
外国人のわたしが言うのもなんですが、
ケベック州というのはそれ以外の州にとって
Culture etrangere (異国文化)の雰囲気が漂うところでした。

その住民の大多数がQuebecois と呼ばれる
ケベック方言でフランス語を話すだけでなく、
過去に2回、リファレンダム(国民投票)を行い
他の州・準州から独立することを主張したことのある州です。
ま、政治的な話はさておき…

身近な場所で異国の、エトランゼな雰囲気を味わえるケベックは
普段の生活からはなれて気分転換にもってこいでした。
オタワから「となり街」の感覚でよく行っていたのが、
車で2時間のモントリオール(または仏語的にモレアル)。
ここでは、ショッピングもお食事もヨーロッパの香りでいっぱい、
中心部の一画では、画家たちが自らの作品を路上で売っているなど、
パリの街角を想わせるような情景なのです。

しかし、もっと近場では、オタワからオタワ川を渡ったところにある
Hull (ハル)市にも、よくお世話になりました。というのも、
オタワでは条例でお酒を出すお店が午前零時に閉まってしまいます。
でも、橋を渡ったハルでは午前3時までお店が開いていたので
(オンタリオ州とケベック州では条例が異なるんですねー)
午前零時を過ぎると、酒を求めて「民族大移動」が起こります^^
Let’s cross the bridge (ほな橋渡ろかー)、それが合言葉です。

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# ドクターB.B.
カナダ東北部のノバスコシア州,プリンス・エドワード島,
そしてニューブランズウイック州の3州は合わせて沿岸諸州と呼ばれ
3州を合わせてもその面積は日本の1/3くらいで
カナダの他の諸州がそれぞれ広大な面積を持つのに比べて
とても小さく細分された州たちですね。

しかし、そんな比較的小さな州からも(?)大きな個性は生まれます。
ニューブランズウイック州出身のドクターB. B.は、そんな人でした。
(=わたしが首都オタワに住み始めて初めて接したカナダ人)

あのう…前置きで説明しておきますと、
カナダっていうお国は、まさに多国籍国家で、
アメリカのこう強引に一色に染めてしまう感じと異なり
「違ってていいじゃないか」みたいな精神で、
ほどよく異文化を主張しつつ自由を享受するために人にも同調する
そんなマーブル様なお国柄です。

で、そうなると、どんな肌の色でも、どんなにアクセントが強くても
もう容赦なくネィティヴな英語でガンガン話しかけられます。
だって国中が「みため外国人」であふれてますから。

で、このドクターB.B.、わたしを一人前の人間として扱ってくれるのは
嬉しいですが、まーよくもペラペラペラペラしゃべるしゃべるそれも超早口で
どこかの英語教材CDを一日で1年分聞いたくらいの勢いです^^;
しかも事実上、研究室の上司だったので「理解できない」で済まされない。
でも、今思えば、そのおかげでわたしの耳も鍛えられたんだろうなー(感謝

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# カボット・トレール
カナダのノバスコシア州、ケープブレトン島にあるカボット・トレールは、
北米一美しいドライブルートといわています。

ある夏わたしたちは、キャンピングカーを借りて
東へ片道1,200km(だったかな;)の旅に出かけたのです!!
そのキャンピングカーには、大人6人がちゃんと寝れる上に、
冷蔵庫、キッチン、トイレ、シャワー、おまけに換気扇までついてました
(が、ものすごい音を立てるのでクッキングの度に人目を引いてました汗)。
とにかく何もかも揃ってる感じで、その大きさたるや
…ミニバスくらいに見えました。
でも普通免許で運転できるとのこと、私も結構ハンドル握りましたよ^^
サイドミラーに移る姿は「トラック姉ちゃん」…トホホ

長い道のりを経て、やっとのことでケープブレトン島に到着!!
す・ば・ら・し・い・〜景色に、やれ写真だ、やれこの海辺でランチだ
そうこうするうちに、当日の宿泊場ミート・コーブに着いたのは
もう薄暗くなりはじめた午後9時ごろ、
ほかのキャンパーたちは静かに夕食を食べ終わる頃……て、いうか
「静かすぎない?」
そうなんです、皆さんつつましやかにローソクの灯りでお食事したり
あとは読書でもしながら小さなテントで眠りにつくのを待つだけ。
一方、
お腹のすいたわたしたちは、買ってきたステーキ用の肉を焼く始末、
ぇ「かんきせんのおとはダメでしょー!!No!!Not the fan!!!!!」
ときすでに遅し。。。

カナダ人が寛容な国民で、よかった。

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# 陽気なニューフィー
先日、イヌクシュックの話をした際、
ヌナブト準州についてちょっとしゃべりましたが、
カナダには10の州(プロヴィンス)と3つの準州(テリトリー)があります。
地理的には、うち6州が南にアメリカの国境と接していて、
その北の極寒の地に、3つの準州が並んでいる感じです。
(ユーコン準州は米アラスカ州と西に接しています。)
とにかく、広いです。

そんな州の中でも、大西洋に面し最東に位置するのが
Newfoundland and Labrador 。その名のとおり、
植民地時代に新しく(New)発見された(Found)土地(land)なのでしょう。
(すみません、繁忙期につき3月下旬くらいに事実確認します汗)

そんな州で生まれ育った人たちは、踊るのが大好きでとっても陽気。
他の州に移り住んでからも、その明るさは群を抜いて目立ちます。
パーティーを盛り上げたければ、たいてい
「ニューフィーを呼ぼう!」という話になります(←他力本願;)

そうです、”Newfy” とはNewfoundland 人のニック・ネーム。
位置づけとしては、日本の「関西人」といったところでしょうか^^

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